【初心者向け】跳躍素振り(早素振り)のマスター手順を解説!
跳躍素振りの手と足がバラバラになってしまう〜〜
連動した動きにならないよー
バラバラになってしまうなら、もういっそバラしてしまいましょう!
初心者にとっての素振りの最難関である「跳躍素振り」(一挙動素振り)。
初めたてだと、手と足の動きがバラバラになりがちです。
跳躍素振りは文字通り跳躍しながら素振りをするので、「正面素振り以上に安定した体幹」が必要となってきます。
いきなり手と足を同時に動かすと、体が追いつかないため、まずは分解して指導しましょう!
今回は、跳躍素振りのマスター手順を紹介します。
跳躍素振りのマスター手順
- 足だけの跳躍素振り稽古法
- 手も伴った二挙動の跳躍素振り
初心者に跳躍素振りを指導する先生
ステップを踏んで、跳躍素振りを習得しましょう!
跳躍素振りのマスター手順
足だけの稽古
まず、足だけの稽古です。竹刀は構えず、足に集中します。
初心者は跳躍素振りをすると、知らない間に前へ前へ移動していることが多いです。
この「足だけの稽古」ができるようになると、場所を大きく移動することがなくります。
そして、前後に足を大きく動かすことができます。
竹刀のセッティング
まず、体勢作りです。
竹刀は背中側で水平にして、両端を手で持ってください。
竹刀の位置は、尾骶(びてい)骨あたりに竹刀を当てるようにしてください。
手や腕を後方にもってくるので、自然と胸を張ることができます。
竹刀で自分の体を押すようにすると、腰から前に出ることができるので、足捌きの稽古でも使える方法です。
上半身はこの体制をキープします。
足の稽古の準備
稽古の準備として、床にラインを用意してください。
試合の枠線を使っても、ラインテープで自作しても構いません。 これが足捌きの基準になります。
足の運び方
跳躍の方法ですが、まずありがちな間違いは両足でジャンプすることです。
前進する時には左足で飛び、着地する足は右→左の順としましょう。
後退する時は前進する時と反対です。右足で飛び、着地する足は左→右の順です。
難しい場合は、前進するときは左足のみで立ち、ケンケンで1回ジャンプします。
着地した後に、右足をつけるといったように、左足と右足も分けて練習しましょう。
ここで先ほど準備したラインを使います。 まず、右足のつま先にラインが来るように構えます。
そして、このラインを飛び超えるように跳躍してください。
すなわち、飛んだ後は、左足がラインより前にある状態となります。
下がる時は、右足がラインの手前(元の位置)に戻るようにしてください。
この時になるべく下を見ず、前を見て取り組むようにしてください。
稽古の方法
いざ、稽古を行う方法ですが、指導者の「前(まえ)」の掛け声で前に飛び、「後(あと)」の掛け声で後ろに飛ぶようにします。
初めは「前」と「後」の間隔を空けて掛け声をかけて、できるようになってきたら、間隔を狭めていきます。
繰り返し練習していくと、左足がラインを超えなかったり、戻った時に右足がラインを踏んでいたりします。
たまに下を向かせて、言われたことができているか確認してください。
手も伴った二挙動の跳躍素振り
足ができるようになれば、手をつけましょう。
手はご存知の通り、後退する時に振りかぶり、前進する時に振り下ろします。これを、二挙動で行います。 二挙動で行う素振りのメリットについては過去にも記載したので、ご参考にしてください。
稽古の方法
先ほどと同じ掛け声で行いましょう。
まず振りかぶった状態からスタートし、「前」の声で前進し振り下ろします。
「後」の掛け声で後退し振りかぶります。
先ほどと同様、ラインを跨ぐように足捌きをしてください。
課題への対応
跳躍素振りでは振り下ろしの時に、腕が落ちて竹刀が立ちやすいです。
そういう時は、適切に間合いを取って指導者が竹刀で受けてあげましょう。
ラインを越える足捌きをして、打ち込む場所を定めることで、正しい形での跳躍素振りができるようになります。
上達のために
この後は粘り強く、この稽古を継続してください。
跳躍素振りは焦ると、手と足がバラバラになったり、振りかぶりが小さくなったりします。
「前」と「後」の間隔を空けて掛け声をかけて、ちゃんとできるようになったら、間隔を狭めて通常の跳躍素振りに近づけましょう。
通常の跳躍素振りができないようであれば、再び二挙動の跳躍素振りに戻って鍛錬しましょう。
まとめ
今回は跳躍素振りのマスター手順を紹介を紹介しました。
マスター手順は以下の通りです。
- 足だけの稽古
- 手も伴った二挙動の跳躍素振り
まずは、竹刀を振らずに足の稽古で正しい動きを身につけましょう。
できなければ、左足と右足を分けて稽古します。
そして足の動きが身に付いたら、手も合わせて二挙動で跳躍素振りを行いましょう。
できるようになったら、一挙動の跳躍素振りへ、まだ難しそうであれば、二挙動の跳躍素振りに戻って稽古を継続しましょう!
以上、ケンドーショーダンでした。