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子どもをやる気に!剣道稽古の開始から元気にする方法を現役指導者が紹介!

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剣道稽古に励むお子さんの「やる気」や「元気」が、最近どうも出ないと感じていませんか?

  • もっと前向きに稽古に取り組んでほしい
  • どうしても漫然と稽古に取り組んでしまう

日々頭を悩ませている指導者の方もいらっしゃるかもしれません。

実は、子どもの剣道へのモチベーションは、ちょっとした工夫や関わり方で大きく変わることがあります。

この記事では、現役指導者である私が、剣道稽古の始まりから子どもたちの気持ちを前向きにし、元気いっぱいに稽古に取り組むための具体的な方法を詳しくご紹介します。

ショーダン

この方法を実践すれば、きっと子どもたちは見違えるように稽古に対して前向きになりますよ!

この記事を読んで分かること
  • 子どもたちが開始と同時に、稽古を前向きに取り組む方法
こんな方に読んでほしい
  • 小中学生の剣道指導者
目次

個別でお困りのことがあれば、こちらでお聞きします!

稽古の始めから元気にする方法

剣道稽古のスタートで子どものエンジンを全開にするには、準備運動に一工夫凝らすことがカギを握ります。

もちろん、時間がない時や、基本的な動きを徹底したい時は、決められた準備体操をしっかりこなすのも大切です。

しかし、準備運動は必ずしも毎回同じ動きを繰り返す必要はありません。むしろ、少し遊び心を加えることで、子どもたちのモチベーションはぐんと上がるんです。

具体的な動きの紹介

かけっこ

単純な動きですが、走ることは全身運動です。ちゃんと稽古になります。かけっこでも以下のように工夫をすることができます。

  • 全員で道場の周りを3周する
  • 直線をダッシュする
  • 後ろ向きで走る

色々試してみましょう。

プランクの足寄せ

(2:50あたりの動きです)

腕とつま先だけを床につけて体を支えるプランク。体幹を鍛えるのに最適ですが、子どもはジッとするのが苦手です。プランクながら足を胸に引きつける運動をすることにより、動物の動きのように楽しめます。

腿上げ

その場で走るような形で、腿をなるべく上にあげるようにします。リズミカルな動きによって、剣道で必要な跳躍力を身につけることができます。

バーピージャンプ

その場で行うトレーニングの中ではキツい運動です。ただ、見た目にはそんなに大変に見えないので、意外と子どもたちも楽しんで取り組んでくれます。少しきつい分、達成感も大きいです。

ショーダン

私の場合、足を引き寄せた後ジャンプして、頭の上で手を叩く動作をしてもらってましたよ!

ラダートレーニング

ラダーを購入できるならば、ラダートレーニングもありです。リズム感を養いながら、集中力と敏捷性を高めます。ラダーでも進み方を工夫することで、バリエーションを増やすことができます。

  • 前進
  • 後退
  • 前2歩後1歩
  • 左2歩右2歩

具体的な進め方

チーム分けして、これらの動きに競争の要素を入れると、さらにワクワクして取り組むことができます。競争については以下の記事でも紹介しています。

具体的には3チームにわけ、1人ずつ先ほどの動きを実施します。1人が終わればバトンタッチし、次の人が出発するといったリレー方式で行うことで、チームで競争することができます。

ショーダン

一通り終われば、素振りから稽古を始めて大丈夫です。素振りからはふざけることはなく、集中して取り組むように導きましょう。
存分に楽しめば、先生の言うことを聞いてくれますよ!

なぜ稽古で子どもの元気が出ないのか

そもそもなぜ、準備体操、素振りと始まるとやる気が出ないのでしょうか。

それは決まった動きから、その先の厳しい稽古が予想されてしまうためです。いつも同じ動きだと「あぁ、今日も始まっちゃったなぁ、、」という気持ちが勝手に湧き出てしまいます。

稽古の始めに楽しいイベントがあると、先のことへの意識が薄らぎます。子どもは今を楽しむプロなので、始めを楽しめば、その先のことも前向きに取り組めてしまいます。

稽古に前向きになれば、自分のレベルアップにも前向きになる

こうして稽古のスタートから前向きに取り組むことができれば、面をつけた稽古に入ってもその意欲はそのままに取り組むことができます。前向きに取り組めば、スキルが身につくのも早くなります。

やる気にする方法を含め、子どもの状況に応じた対応については以下の記事で体系的にまとめています。参考にしてみてください。

稽古に前向きならば目標設定しよう

さて、子どもが稽古に前向きになったら、後は成長を支援しましょう。

成長をするためには、ゴールを作りましょう。未来の姿を設定することで、そこに向かって邁進することができます。

目標設定の注意点

目標設定で注意するべき点は、「相手がいて成り立つことにしないこと」です。

例えば、試合に勝つ、などですね。目標としては立派ですが、もう一段階深掘りが必要です。すなわち、「勝つために自分はどういう能力を身につけるべきか」、その能力を身につけることを目標にしましょう。

目標の具体例

具体的には以下などがあります。

  • 足捌きを早くできるようになる
  • 振りを早くする
  • 踏み込みを強くする
  • 左足の引きつけを早くする

こういった目標を設定することにより、自分の目指す場所が明確になります。

目標の管理方法

可能ならば成長度合いを見るために、目標設定した時の様子を動画などで記録しておくのが良いです。

1〜3ヶ月くらいでbefore→afterを確認し、目標に到達したかどうかを指導者と一緒に確認しましょう。本人が気づいていない成長もあります。それを伝えてあげるようにしましょう。

チームで目標設定をするならば、みんなで目標を共有するのが良いです。上級生が下級生に目標達成の支援をしたり、下級生が新たな目標を発見できたり、効果は絶大です。

成長のための準備も稽古以上に大切です。

まとめ

この記事では、剣道稽古の始まりから子どもたちの気持ちを前向きにし、元気いっぱいに稽古に取り組むための具体的な方法を紹介しました。

まずは、準備運動を工夫し、稽古の良いスタートダッシュを切りましょう。具体的な方法として、以下を挙げました。

  • かけっこ
  • プランクの足寄せ
  • 腿上げ
  • バーピージャンプ
  • ラダートレーニング

いつもと違う動きを稽古に取り組むことで、新鮮さを感じることができ、前向きに取り組むことができます。

前向きに取り組めるようになったら、稽古での正しい目標設定をしましょう。目標は、自分の能力達成のために必要なこととしましょう。仲間との目標の共有は、達成や目標設定の手助けとなります。

子どもたちの成長は無限大です。少しの稽古の工夫で大きく変わります。その手助けを指導者がしてあげましょう。

以上、ケンドーショーダンでした。

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この記事を書いた人

30代、五段の剣士。
普段は所属道場で週1回、子どもの指導と自分の稽古を行っています。
大人になって、自分は指導者に恵まれていたと気づくことができました。
今まで剣道を続けてきて・教えてきて思ったことやノウハウを発信できたらと思います。

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