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剣道の最高段位八段の合格率は1%以下!?その実態と合格のポイントを解説

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剣道八段は日本で最も難しい資格とも呼ばれており、合格率は1%を切ることもあります。八段合格に向けて稽古に取り組んでいる方は、なんとしてでも受かりたいことでしょう。

この記事では、八段審査の実態と合格のポイントを解説します。

八段なんてまだまだ先だよという若手剣士も、八段を目指すベテラン剣士も気軽な気持ちでお読み頂けたらと思います!

この記事を読んで分かること
  • 八段審査の過去結果
  • 八段審査合格のポイント
こんな方に読んでほしい
  • 八段審査について興味をお持ちの方
  • 八段合格を目指す方
目次

個別でお困りのことがあれば、こちらでお聞きします!

八段審査の実態、過去結果

まず、本当に合格率が1%以下なのか、過去の実績を見てみましょう。

ほとんどの審査で1%未満の合格率です。近年は合格率が1%を超える会がちらほら見えるものの、依然として1%未満がほとんどとなっています。

上の散布図では、東京や愛知の合格率が高いです。会場別の実施回数と合格率を見てみましょう。(2025年5月現在)

開催場所開催回数平均合格率
東京280.66 %
京都260.74 %
愛知61.00 %
岡山20.89 %
宮城10.55 %

八段審査は年3回(5月、8月、11月)実施され、1回あたり2日間かけて行われます。京都と東京がメインで実施されていますね。近年は愛知でも定期的に開催されています。5月が京都、8月が愛知、11月が東京といった具合です。

愛知の合格率がやや高いですが、合格率が高かった会の数字に引っ張られているためです。なので、会場別での違いはそこまで大きくないと言えるでしょう。

八段審査の合格のポイント

八段の合格の条件として、以下のように剣道・居合道・杖道称号・段級位審査規則/同細則に記載されています。比較のため、七段の条件も併せて記載します。

七・八段の付与条件

七段は、剣道の精義に熟達し、技倆秀逸なる者
八段は、剣道の奥義に通暁、成熟し、技倆円熟なる者

文字だけでも圧倒される段位付与条件です。

具体的にどうしたら良いのか?ということについて、実際の受審者に対する寸評をヒントにしてみましょう。直近5年の寸評について、共通となるポイントをまとめると、以下に集約されました。

攻め崩して打突する、理合に則った技

気で攻め、相手の動きを予知し、迷いなく捨て身で打つ。この過程に「技」以上の「気の剣道」が求められており、理合を理解した上での攻防のやりとりが重視されます。

そして、そこに妙味が生まれます。無駄打ちを避け、的確な機会で打ち切ることが審査の要です。

基本の伴った、打ち切る打突

手打ちではなく足腰から打突を導き、気剣体一致の打突が求められるのはどの段位でも共通することです。迷った時こそ基本に立ち返りましょう。

自分を出し切ること

礼法、所作、構え、蹲踞など、試合前後のすべての行動において「自分をいかに整え、出し切るか」が試されます。風格・品位は日々の厳しい稽古の積み重ねから生まれるものであり、審査ではその自然な滲み出しが見られます。

「自分との戦い」を制し、4分間を無心で立ち会える心構えこそが、技術と並ぶ大切な審査基準です。

八段合格のポイントから分かること

お読みになって感じた方もいらっしゃると思いますが、八段であろうと、何段であろうと、求められる剣道は同じです。

段位が上がれば上がるほど、自分と同等以上の相手に巡り合う可能性が上がり、自分の培ってきた剣道を発揮するのが難しくなってきます。

そんな中で相手とともに自分の剣道を作り出すことができれば、合格に近づくということですね。

八段のポイントが難しいと感じる場合は、六・七段の寸評を見直してみるのも1つの手でしょう。六・七段についてもまとめていますので、参考にしてみてください。

まとめ

今回は、八段審査の実態と合格のポイントを解説します。

私自身、八段はまだまだ先の世界で、このようにまとめることも畏れ多いです。しかし、先生が発信しているアドバイスが届いていない方もいると思い、このように発信しました。

八段の先を目指して剣道をすれば、どんな段位でもいずれ取得できると考えています。

今一度、ご自身の「剣道」を見つめ直し、さらに進歩されることを祈念しています。

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この記事を書いた人

30代、五段の剣士。
普段は所属道場で週1回、子どもの指導と自分の稽古を行っています。
大人になって、自分は指導者に恵まれていたと気づくことができました。
今まで剣道を続けてきて・教えてきて思ったことやノウハウを発信できたらと思います。

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