誰でもできる!竹刀を真っ直ぐ振るための記事!

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新米先生

子どもが真っ直ぐ素振りできないよ〜
どうしたらいいですか?

ショーダン

ちょっとの工夫で、真っ直ぐ振れるようになりますよ!

子どもが真っ直ぐ振れないのには理由があります。

理由を理解しながら、真っ直ぐ振れるような工夫を、指導者がセッティングしてあげましょう!

この記事で分かること
  • 真っ直ぐ竹刀を振れない理由
  • 真っ直ぐ竹刀を振るための工夫
こんな人に読んでほしい
  • 小学校低学年以下の初心者を教える指導者
  • 真っ直ぐ振れるようになりたい方

それでは詳細に移ります!

目次

真っ直ぐ竹刀を振れない理由

基準がないこと

「真っ直ぐ振りなさい」と指導者が言っても、子どもはこう思います。

子ども

真っ直ぐってなに?
もう真っ直ぐ振ってるよ?


「できないこと」は「分からない」ものです。

なぜ分からないかというと、真っ直ぐの基準がないためです。

「これが真っ直ぐだ」という基準を強制的にでも作ってあげることで、自分の身に付きます。

基準を与えてあげましょう。

真っ直ぐ振る状況にないこと

真っ直ぐ竹刀を振れない「内的要因」、「外的要因」があると考えます。

それぞれについて、具体的な例を以下に示します。

真っ直ぐ振れない「内的要因」
  • 筋肉が不足している
  • 右手に力が入っている
  • 腕が短い
  • 焦り
真っ直ぐ振れない「 外的要因」
  • 斜めでも振れてしまう竹刀を使っている
  • 周りの子たちの素振りのペースが速い

「内的要因」の解消は必要ですが、解消するのに時間がかかってしまいます。

一方で、「外的要因」は一時的にならば解消することができます。

これから解消方法を紹介しますね。

真っ直ぐ竹刀を振るための工夫

普段の素振りと違う方法

ながーい棒を振る

小さい子にとって竹刀は長いと行っても、真っ直ぐでなくても振れるくらいの長さです。

これをもっと長いものに替えてしまいましょう。

できれば軽くて長いものがいいです。物干し竿あたりでしょうか。

長いものを振ると真っ直ぐ振れる理由は、以下です。

長い棒を振ると、真っ直ぐ触れる理由
  1. なるべく抵抗を減らすために、負荷を左右均等にする
  2. 「棒の先」を前に持ってこようとする

上で言う外的要因を解消することができます。

一度、長い棒を振って感覚を身につけてから、竹刀を振りましょう。

部屋の隅に向かって振る

大体の道場は四角い間取りだと思います。

その1つの角に向かって竹刀を振ってみましょう。

すると自然と真っ直ぐ振ることができます。

なぜ真っ直ぐ振れるのかというと、壁が基準となっているからです。

両側にある壁が竹刀を動かせる軌道を減らし、

真っ直ぐの軌道しか残らないために、結果真っ直ぐ振れます。

道場に角はそんなに多くないと思うので、自主練や隙間時間で練習を促しましょう。

普段と違う動きなので、意外と楽しんで取り組んでくれます。

普段の素振りにつながる方法

右手と左手を近づけて振ってみる

振りが曲がってしまうのは、右手が引っ張ってしまうからです。

ということは、右手の影響を無くしてしまえば良いです。

ただ初心者の方は左手だけで素振りするのは難しいので、右手の握る位置を下げて、左手と非常に近い場所に持っていって素振りをしてみましょう。

すると、右手のひっぱりの影響がなくなり、真っ直ぐ振れるようになります。

ただ、この状態では正しい素振りではないです。

真っ直ぐ振る感覚を身につけた上でちょっとずつ右手を元の場所に戻していき、正しい形でも真っ直ぐ振れるようにしましょう。

力を抜いて上下素振りをする

正面素振りではなく、「振り下ろしを下まで振る上下素振り」を行うことで、軌道が真っ直ぐになります。

面の高さから足元まで振り下ろす軌道」が真っ直ぐとなるため、真っ直ぐ振る基準を与えていることになります。

この振り下ろしの軌道に合わせて振りかぶりを行うことで、一連の流れも真っ直ぐになります。

この上下素振りはみんなで一斉にやると言うよりかは、個人個人のペースで軌道を確認するように、振りましょう。

他の人とペースを合わせないことで、焦らずに大きく」「真っ直ぐの」軌道で振ることができます。

上下素振りをすることで基準を作ってあげましょう。

※上下素振りは道場ごとに方針が違うと思うので、受け入れ難い方もいるかもしませんが、もし良ければご参考にしてください。 私が一番初めにこの方法を習ったのは八段範士の先生なので、大きく間違ってはいないと思っています。

姿見を見て振る

これは基準の見直しになります。

今まで「自分の中の基準」で真っ直ぐ振れていると思って振っています。

それが姿見を見ることで、真っ直ぐ振れていないと気づくことができ、基準が更新されます。

この時、指導者も手本を見せて、見本と(鏡に映った)自分を見比べられるようにしましょう。

正しい基準を設ければ、真っ直ぐ振れるようになります。

まとめ

今回は真っ直ぐ竹刀を振るための工夫を紹介しました。

真っ直ぐ振れないのには2つの理由があります。

真っ直ぐ竹刀を振れない理由
  • 基準がないこと
  • 真っ直ぐ振る状況にないこと

この理由を踏まえて、真っ直ぐ竹刀を振るための工夫として大きく分けて2種類の方法紹介しました。

普段の素振りと違う方法では次の2つを紹介しました。

真っ直ぐ竹刀を振る工夫①
  • ながーい棒を振る
  • 部屋の隅に向かって振る

普段の素振りにつながる方法では次の2つを紹介しました。

真っ直ぐ竹刀を振る工夫②
  • 力を抜いて上下素振りをする
  • 姿見を見て振る

工夫を複数紹介しましたが、第一に指導者がすべきことは「真っ直ぐ振れない理由を認識すること」です。

理由に応じた工夫をしましょう!

以上、ケンドーショーダンでした。

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この記事を書いた人

アラサー会社員。20代で五段取得、大学院卒業の剣士です。
普段は所属道場で週1回、子どもの指導と自分の稽古を行っています。
大人になって、自分は指導者に恵まれていたと気づくことができました。
今まで剣道を続けてきて・教えてきて思ったことやノウハウを発信できたらと思います。

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