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愛用者多数?東京正武堂の「鐡小手」を紹介!

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初心者Aさん

「鐡」と赤い字で書かれている防具、使ってる人多いけど、どこのなんだろう?

リバ剣Bさん

「鐡小手」って実際のところ、本当に使いやすいの?

「鐡」というラベルが貼られた剣道具は、「東京正武堂」という武道具屋さんの商品です。

剣道具が好きな方はもちろん、そうでない方も一度は目にしたことがあるかもしれません。

特に小手については、使いやすい!カッコいい!という評判を耳にした方も多いのではないのでしょうか。

実際のところどうなの?買う前にもっと情報を知りたい!という方に向けて、今回は、東京正武堂の小手(通称:鐡小手)を紹介したいと思います!

この記事を読んで分かること
  • 東京正武堂ってどんな武道具屋さん?
  • 鐡小手について
  • 実際使ってみた感想
こんな人に読んでほしい
  • 使いやすい小手をお探しの方
  • 鐡小手について知りたい方

それでは、紹介していきます!

目次

個別でお困りのことがあれば、こちらでお聞きします!

東京正武堂とは

概要

東京都品川区にある、50年続く武道具屋さんです。

警視庁をはじめ、競合選手がこちらの剣道具を愛用しています。

私の大学時代も、東京出身の部員は東京正武堂の剣道具を着用していました。

当時の私はこんなふうに思っていました。

ショーダン

なんでミシン刺しの防具を試合用として大切に使っているんだろう?

当時は、試合や審査用の剣道具といえば「手刺し剣道具」や「装飾の多い剣道具」というイメージを持っていました。

一方で、部員が着用していた東京正武堂の剣道具は、非常にシンプル。

試合用にしては、普通すぎないのかなと思っていました。

今回、初めて「鐡小手」を使ってみて、その魅力に気づくことができました。

また、老舗ながらも新しいアイデアを取り入れるチャレンジングなお店でもあります。

今やみなさんがご存知の鍔止め「不動」。

こちらを初めて作ったのが東京正武堂です。

「東京正武堂を既に知っている!」という方でも、このことを知らない方は多いのではないのでしょうか。

常に進化し続ける武道具屋さんということですね。

アクセス

場所:〒141-0022 東京都品川区東五反田5-22-33

最寄駅は五反田駅です。

JRであれば五反田駅東口を出て、線路に沿って北西へ(左へ)進みましょう。

5分くらい歩くと、ビルの1階に店舗が現れます。

東京正武堂の入り口

渋い看板ですよね。

歴史の長さが伺えます。

HPには「剣道具師のいるお店」と掲げられているので、剣道具に関する相談にも乗ってもらえるはずです。

都内や関東圏にお住まいの方はぜひ店舗にお立ち寄りください。

営業日時

お店に行く前にチェックしましょう。

火曜日~土曜日: 10:00 ー 19:00
日曜日:     10:00 ー 17:00
※毎週月曜日・第2火曜日・祝祭日はお休み

鐡小手とは

「鐡」マーク

「鐡」という印

「鐡型」の小手は、「鐡小手」という愛称で呼ばれることが多いです。

小手に限らず東京正武堂の一部の剣道具には、「鐡」と書かれています。

面や垂れの場合は、布団の裏にこの印が貼られていますが、小手に貼られた印が最も目立ちますね。

私の使用するものは赤字で「鐡」という印ですが、その他に紫色の字だったり、青い生地に白文字だったりします。

特徴・魅力

「とにかく使いやすい!」

「小手が打ち方を教えてくれる!」

このような声を周りの方々から聞いています。

この使いやすさたる所以は、「設計」と「サイズの豊富さ」だと私は考えます。

なんとサイズの種類は31種類!

一般的な小手のサイズは4〜5種類程度しかないのを考えると、すごいバリエーションです。

店舗には職人さんがいらっしゃるので、自分の適切なサイズを提案してもらえます。

またオンラインショッピングでもサイズ表がありますので、自分でも採寸することができます。

既存の小手で「なんかサイズが合わないな〜」と感じている方は、ぴったりサイズの小手が見つかるかもしれません。

種類

東京正武堂のオンラインショップでは以下の種類が販売されています。

「鐡小手」の種類
  • 「鐡型」総織刺
  • 「鐡型」紺奴
  • 「鐡型」総紺革
  • 「鐡榮」総織刺
  • 「鐡榮」紺革

「鐡榮」は「鐡型」よりもハイブランドです。

また、受注生産のため納品にも少々時間がかかります。

その分、より自分の手に合った小手に仕立ててもらえるということでしょう。

織刺にするか、紺革にするかは、用途や好みで判断しましょう!

価格

¥37,400〜¥54,780と、一般的な小手よりはやや高価です。

学生さんにとってはなかなか手を出しづらいかもしれませんね。。

一方で、「修理を重ねるごとに進化する」ので、長期的に使うことで魅力が発揮されます。

「すぐダメになる小手を何度も買い替える」より、「鐡小手を使い続ける」方がコスト的にも、使いやすさ的にも優れているのではないかと私は考えます。

ショーダン

ちなみに、子どもサイズのものもあります!

私が指導する道場でも東京正武堂の防具を使用している子がいます。

子ども用でも非常に柔らかく、使いやすい作りとなっていました。

使用している小手の種類

では実際に使用している小手を紹介します。

私の使用する「鐡小手」は総織刺です。

私の鐡小手

総織刺ということで、小手の頭が「革」ではなく「生地」となっています。

織刺は汗が乾くのに効率が良いので、稽古用にはもってこいです!

横から見たらこんな感じ。

横から見た「鐡小手」

少々分かりにくいですが、サイドはV字に縫われています。

ここも鐡小手の特徴ですね。

刺し幅も8mmと広く、クッション性にも優れています。

裏から見るとこんな感じ。

下から見た「鐡小手」

基本的な見た目は、他の小手と同じでしょうか。

着け心地についてはこの先で書きますね。

小手の入口はこんな感じ。

「鐡小手」の中身

小手の布団もしっかりした厚みで、子どもの稽古を受けるのにも全然大丈夫です!

購入時の採寸

店舗で購入する場合は、「手の大きさ」をきっちり測ってもらえます。

手の長さ、幅を測定してもらいました。

そして、私の手をさらに観察して、職人は次のようにおっしゃいました。

職人さん

親指が短めですね。
どんな小手をつけても、長さが余るんじゃないんですか?

え?そうなの?とびっくりでした。

今まで気にしていなかったので、全然気づきませんでした。

また続けて、職人さんはおっしゃいました。

職人さん

左手の親指の方が、右手の親指より長いですね。

ショーダン

えー!!マジ〜!?

さすが、職人さんの観察力です。

これだけ多くのことに気付けるのは、たくさんの人の手を見てきたからだと思います。

多くの手を研究し続けて、「使いやすい構造の小手」に辿り着いたのでしょう。

どんな小手が出来上がるのか期待の気持ちで、待つ時間も楽しむことができました。

着け心地

小手が入っていた箱

届いた小手を実際に着用してみました。

ショーダン

確かに、すごく手にフィットするぞ。。

「窮屈さ」や「余分な隙間」が無いことに、まず一番初めに気がつきました。

稽古で使ってみると、その良さをさらに実感!

ショーダン

全然抵抗がない!

手首の部分が非常に柔らかく、買ってすぐの状態でも問題なく使えます。

すぐに試合でも使えそうな感覚です。

今までの私が使っていた小手は、使いやすいように力を加えて形を変えていました。

鐡小手はそんなことをせずとも、竹刀が握りやすい設計になっています。

竹刀の握りに悩んでいる方は試してみる価値があるかもしれませんね。

これまで使っていた小手との比較

「鐡小手」と「普段使用の小手」を比較

一見すると、「あまり違いがないんじゃないの?」と思うかもしれません。

そんな方は、小手頭に注目してください。↓

小手頭の比較

人差し指から小指が入る部分の幅が、「鐡小手」の方が幅広であることに気づくと思います。

次に、実際に着用している時の様子を見てみましょう。

「鐡小手」着用
普段使う小手着用

使用期間の違いからかもしれませんが、明らかに「鐡小手」の方が手の内のシワが少ないです。

また「手のひら」と「手の内」の隙間が少ないです。

手にフィットしていることが写真からも分かると思います。

まとめ

今回は、東京正武堂の小手(通称:鐡小手)を紹介しました。

東京に来る機会のある方は、一度東京正武堂に訪れてみてはいかがでしょうか。

最寄駅は「五反田駅」です。

そして、使いやすいと評判の「鐡小手」を実際使ってみたところ、評判通りの使いやすさでした!

サイズの豊富さと小手の構造がその所以だと思います。

買いたてでも非常に柔らかく、いきなり試合で使用しても大丈夫そうです。

小手選びに悩んでいる方、使いやすい小手を長く使いたい方は、オススメできます。ぜひご検討ください!

以上、ケンドーショーダンでした。

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この記事を書いた人

アラサー会社員。20代で五段取得、大学院卒業の剣士です。
普段は所属道場で週1回、子どもの指導と自分の稽古を行っています。
大人になって、自分は指導者に恵まれていたと気づくことができました。
今まで剣道を続けてきて・教えてきて思ったことやノウハウを発信できたらと思います。

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