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剣道のキツイ稽古を乗り切る考え方と指導法について解説!

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子どもAくん

掛かり稽古、、キツイ、、早く終わってくれ、、

若手指導者

ダラダラやってると終わらないぞ!!気合い入れてやれ!

子どもAくん

(心の声)そんなこと言われても無理だよ〜

厳しい稽古に直面した時に、誰しもがこういう風に思ってしまうことでしょう。

ですが、ここぞというときに踏ん張ることができれば、もっと成長できる可能性があります。

今回は、「キツイ稽古を乗り切る考え方」について紹介したいと思います。

この記事で分かること
  • キツイ稽古を乗り切る考え方
  • 指導者の声のかけ方
こんな人に読んでほしい
  • キツイ時も踏ん張れる子どもに育てたい指導者
  • 厳しい稽古を積んで強くなりたい方

それでは考え方の詳細を見ていきましょう!

目次

個別でお困りのことがあれば、こちらでお聞きします!

キツイ稽古を乗り切る考え方

プラス思考に考える

子どもBくん

しんどいなぁ〜 嫌だなぁ〜 早く終わらないかなぁ〜

こういう気持ちでしんどい稽古をしても、成果が身につきにくいです。

また「真面目にやっているふり」で稽古をしていても、考えは動きに滲み出てくるので、モチベーションの低さは指導者の先生にバレてしまいます。

何より自分のためになりません。

しんどい時こそ、プラス思考や自分を鼓舞する思考をもって稽古に取り組みましょう。

具体的には以下のような考え方です。

キツイ稽古を乗り切る考え方
  • この稽古の乗り換えれば強くなれる!
  • ここでへこたれたらまた負けてしまうぞ!
  • 自分が仲間の中で一番頑張るんだ!

前向きに考えることで、動きにもキレが出てきます。踏ん張るところでこういう考えを持つ癖をつけましょう。

負けん気精神をもつ

試合で負けたり、先生に怒られたりしてすぐ泣いてしまう子どもには、この考え方、気持ちの持ちようはすごく大事です。

個性を大事にする世の中ではありますが、自分が成長しようと思うと、「時に切磋琢磨して人と競い合うこと」も必要となってきます。

人と比べて劣っていると感じた時や自分の実力の無さを感じた時に、負けるものかと奮起する気持ちを持てるように以下のように考えましょう。

  • なにくそ!
  • 負けるもんか!

競争心をもつことは成長を促します。

こちらの記事でも紹介しています。もしよければご参考にしてください。

終わりを考える

どうしても終わりが見えないとダラダラしてしまうのが人間というものです。

そういう時は「終わり」を考えましょう。

  • あと数時間後には稽古が終わっているんだ。
  • 夜になったら布団に入って寝ているんだ。

いつかは終わると考えて取り組めば、辛いことや苦しいことでも開き直って我慢することができます

実は、これは私の母親の教えでした。

プラス思考になるのが難しい方は、まずこの考え方をしてみてはいかがでしょうか。

周りの人を見る

しんどいのは自分だけではありません。

同じ稽古をする周りの仲間も、キツイ中で踏ん張っています。

自分のことで必死になると、どうしても周りを見る余裕がなくなってきます。

そんな時に視野を広げられると、試合の苦しい場面でも新たな一手を見つけることができます。

また、周りの仲間の状況を把握できれば、自分を上手く鼓舞することができます。

  • 周りの人も頑張っているんだから、自分も頑張らないと。
  • みんな疲れてるから、ここで自分が頑張れば抜きん出ることができるぞ。

周りの人の頑張りも、自分の力に変えてしまいましょう!

※ダメな考え方は以下です。

「みんなも疲れて楽しているから、私も楽しよ〜」

楽な方に流れる理由を見つけるのは簡単です。 自分が成長する方向に気持ちをもっていきましょう。

指導者の声のかけ方

かかり稽古や切り返しなどのキツイ稽古を指揮している時に、子どもの動きが鈍くなってきたら、指導者が声をかけてあげましょう。

怒りを伴わなくても、子どもたちを激励することはできます。

※余談ですが、「檄を飛ばす」という表現がよく使われますが、本来の意味とは違うようです。

Q.「檄を飛ばす」の本来の意味を教えてください。
A.「檄」は自分の信念などを書き記して,広く人々に知らせる文書のこと。「檄を飛ばす」は「自分の主張や考えを広く人々に知らせて,同意を求める。」という意味の言葉です。

文化庁HP

さて話を戻します。どういう声かけをするか以下に説明します。

やる気にさせる声かけ

「子どもの集中力を高める方法」でも紹介しましたが、声を出させることで、目の前のことに集中でき、やる気になることができます。

なのでこの場合はこのように声をかけます。

  • 「もっと声を出して!」
  • 「しんどい時こそ、誰よりも声を出すんだ!」
  • 「一番声を出しているのは〇〇だぞ!他の人も負けるな〜!」

もし残り一人が頑張っているような場面であれば、見ている子は応援してあげるように指導しましょう!

見ている人も懸かる人も声を出せば、良い稽古をすることができます。

考え方を直接伝える声かけ

疲れている時は、誰しも余計なことを考えたくなくなるものです。

そんな時は、ある意味心がリセットされている状態です。

すなわち、指導者の教える考え方がスムーズに子どもに伝わるチャンスです。

考え方が伝わる声かけをしましょう!

  • プラス思考
    →この稽古を乗り越えればもっと強くなれるぞ!
  • 負けん気精神
    →なにくそーと思う気持ちで頑張れ!
  • 終わりを考える
    →気合い入れて集中した稽古で短く終わるぞ!
  • 周りの人を見る
    →しんどいのは自分だけじゃないぞ!

考え方を子ども達に染み込ませましょう。

まとめ

今回は、キツイ稽古を乗り切る考え方を紹介しました。 考え方はこちらになります!

キツイ稽古を乗り切る考え方
  • プラス思考に考える
  • 負けん気精神をもつ
  • 終わりを考える
  • 周りの人を見る

また、キツイ稽古を乗り切るために指導者は声をかけてあげましょう!

やる気にさせるためには「声を出すこと」を伝えましょう。

また、疲れた時は考え方がスムーズに伝わりますので、キツイ稽古を乗り切る考え方を染み込ませる声かけをしましょう!

例えば、以下のようなことです。

指導者の声の掛け方
  • プラス思考
    →この稽古を乗り越えればもっと強くなれるぞ!
  • 負けん気精神
    →なにくそーと思う気持ちで頑張れ!
  • 終わりを考える
    →気合い入れて集中した稽古で短く終わるぞ!
  • 周りの人を見る
    →しんどいのは自分だけじゃないぞ!

剣道以外でも辛いことは人生で何度か訪れます。

それを乗り越えるための考え方を剣道を通じて身につけましょう!

以上ケンドーショーダンでした。

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この記事を書いた人

アラサー会社員。20代で五段取得、大学院卒業の剣士です。
普段は所属道場で週1回、子どもの指導と自分の稽古を行っています。
大人になって、自分は指導者に恵まれていたと気づくことができました。
今まで剣道を続けてきて・教えてきて思ったことやノウハウを発信できたらと思います。

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