やってはいけない日本剣道形の動きを解説!よくある間違いを知っておこう!
これで日本剣道形は大丈夫だ、余裕余裕〜
ちょっと待って、間違っているところはないですか?よくある間違いをすると、不合格ですよ!
え、そんな怖いこと言わないでよ。。
多くの人が間違う動きは、審査でチェックされるポイントです。このチェックポイントを押さえておけば、合格にグッと近づくことができます。
今回は、やってはいけない日本剣道形の動きを9つ紹介します。剣道形の動きの見直しとして、読んでいただけると幸いです。なお、足の動かす順序など基礎的なところは以下の記事を読んでマスターしてください。
- 日本剣道形のやってはいけない動き
- 日本剣道形のチェックポイント
- 一通りの日本剣道形の動き方を覚えた人
- 自分の日本剣道形の動きが合っているか確認したい人
やってはいけない日本剣道形の動き9つ
【1本目】反動をつけて振り下ろす
上段から刀を振り下ろすとき、反動をつけてはいけません。剣先の高さを下げずに振り下ろしましょう。
仕太刀が面を抜く時も剣先を下げてはいけません。左手を後方に引くときに、右手を下げないようにしましょう。
【2本目】小手打ちを寸止め
打太刀の小手打ちは寸止めではいけません。相手の小手を切り落とすつもりで剣先を振り下ろしましょう。
打ち終わりの剣先の高さに注目すると分かりやすいです。
【3本目】突く場所が違う
打太刀の突く場所は喉や頭部ではありません。水月、すなわち相手の「みぞおち」を狙って突きましょう。
一方で、仕太刀の突き返す場所は「胸」です。突く場所をきちんと理解すると、深みが出てきます。
【3本目】突きの萎やしで左手が中心から外れる
打太刀が突きを萎やすときは、左手が中心から外れてはいけません。自分の構えは崩さず、相手の突きを萎やしましょう。
【3本目】仕太刀の突きが二度突きになっている
3本目の仕太刀は、2回突いているように見えますが、違います。1回目は胸への突き、2回目は位詰めです。腕はそのままで、足だけを前に進めましょう。
【4本目】切り結びが高い
打太刀は八相の構え、仕太刀は脇構えの状態から、切り結びます。この時の切り結びは空間を打つのではありません。相手の面を狙って振り下ろしましょう。
たとえ相手と背丈が違っても、お互いに面を打ちましょう。
【7本目】面打ちの後の脇構え
打太刀は面を打ち、仕太刀に胴を抜かれます。仕太刀は胴を打った後に脇構えをとってから構えますが、打太刀は脇構えになりません。
仕太刀が脇構えをとったら、そのまま振りかぶって構えましょう。
【小太刀】左手の指が全て揃っている
小太刀を構える時は、左手を腰につけます。木刀を使っての形では、指が全て揃っていては間違いです。
親指と人差し指の間に腰を挟むような形で、左腰に添えましょう。
【小太刀3本目】打太刀が胴打ちで「ヤー」と発声する
打太刀は面を打ち、その後胴を打ちますが、胴打ちで「ヤー」と発声するのは間違いです。面打ちのときに「ヤー」と発声し、胴打ちでは特に発声しません。
まとめ
今回は、やってはいけない日本剣道形の動きを9つ紹介しました。(紹介したのは「やってはいけない動き」ですので注意してください。)
やっていはいけない動きは以下の9つです。
- 【1本目】反動をつけて振り下ろす
- 【2本目】小手打ちを寸止め
- 【3本目】突く場所が違う
- 【3本目】突きの萎やしで左手が中心から外れる
- 【3本目】仕太刀の突きが二度突きになっている
- 【4本目】切り結びが高い
- 【7本目】面打ちの後の脇構え
- 【小太刀】左手の指が全て揃っている
- 【小太刀3本目】打太刀が胴打ちで「ヤー」と発声する
これらをやらず、正しい動きをして、昇段審査合格を勝ち取ってくださいね!
応援しています!