MENU

剣道のお悩み相談募集中!こちらから詳細をご確認ください。

剣道のお悩み相談は【こちら】から!

【日本剣道形】小太刀で知っておくべき5つのポイント

当ページのリンクには広告が含まれています。

(スポンサーリンク)

若手剣士

いよいよ四段を受験するぞ。小太刀の形、全然知らないなぁ。どうしよう。。

ショーダン

小太刀の動き方全体を通して、知っておくべきポイントがあります。
事前に知っておくと、動きが頭に入ってきやすいですよ!

日本剣道形の太刀は、実戦の剣道と共通点が多いため比較的スムーズに覚えられると思います。

一方で、剣道で小太刀だけで戦うことはありません。なので剣道だけをしていても、小太刀の扱い方や理合を学べません。

まずは、基本的な小太刀を扱う上でのポイントを押さえて、3本目までの形を覚えましょう。

小太刀1〜3本目に共通する気をつけることを事前に頭に入れておくと、より深く覚えることができます。

覚える手順としては、以下を参考にしてみてください。

小太刀の形を覚える手順
  1. 小太刀の形を通しで見る
  2. この記事を読む
  3. 各本数の形の詳細の動きを覚える

①、③については、Youtubeの動画が参考になります。

特に③については「剣道昇段塾」というYoutubeチャンネルで詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

それでは、事前に知っておくべき小太刀のポイントをこれから紹介していきます。

この記事を読んでわかること
  • 小太刀の形を学ぶ上で知っておくべき5つのポイント
こんな方にぜひ読んでほしい
  • 小太刀を初めて学ぶ方
  • 四段を受験予定の方
  • 小太刀の方を教える指導者
目次

個別でお困りのことがあれば、こちらでお聞きします!

日本剣道形小太刀の5つのポイント

腕も刀の一部

小太刀は太刀に比べて短いため、太刀を構えるときのように腕を曲げて構えると、間合いが近くなってしまいます。

右手を前方に出して、「腕も刀の一部」と思って構えましょう。

1、2本目の受け流し、3本目の擦り込みの瞬間では少し腕が曲がることにはなりますが、この意識を持つことで「前」で処理することができます。

小太刀の持ち方

基本的には、「親指と人差し指」で持ちます。

ショーダン

竹刀や太刀は「小指や薬指」で持つと習いますよね。
小太刀のこのポイントは重要です!

小太刀は「相手を一刀両断する」というより、「相手の打ちを受け流して間合いに入り込む」ことで相手の動きを封じます。

短い刀で相手の打ちを対応するために、「親指と人差し指」で持ち他の指は力を抜いて、刀を自由に動かせるようにしましょう。

左手の添え方

小太刀は右手でだけで刀を持ちます。

刀を持たない左手の位置や役割としては以下の3つとなります。

小太刀の形での左手の位置や役割
  • 左腰に添える
  • 左太ももの上に添える
  • 相手の腕を持つ

左腰に添える

刀を相手に向けているときは、基本的に左手は左腰につけます。

模擬刀をもった演武の場合では、左手は鞘の位置で指を揃えて添えます。

木刀で日本剣道形を行う場合、模擬刀の場合と少しだけ左手の添え方が異なります。

親指と人差し指で腰を挟むような形で、左手を置きましょう。

左腰に左手を添えない場合については、続いて解説します。

左太ももの上に添える

刀を相手に向けない、すなわち構えを解いたときは、左手を左太ももの上に添えます。

垂れを着用していたら、左の小垂の上あたりに左手を置くこととなります。

指を揃えて下に向くように、左手を置きましょう。

各本数を終えて、ホッとして左手を腰から下ろすのを忘れないようにしましょう。

相手の腕を持つ

小太刀の2本目、3本目では相手に接近したときに、左手を腰から離して相手の腕を持つタイミングがあります。

左手が、相手の動きを封じる役割を担います。詳しい内容は、一番最後の「腕を押さえる方向」で紹介します。

「自分の腰→相手の腕→自分の腰」と左手の位置を明確にしましょう。

半身の構え

「腕も刀の一部」と関係してきますが、刀を前方に出すため自然と「右肩が前、左肩が後」となり、半身となります。

  • 1本目は上段に対して中段半身
  • 2本目は下段に対して中段半身
  • 3本目は下段半身

剣道をしていて、右手の握りが強かったり、左足の引き付けが遅かったりすると、右半身が前に出てしまい正しい形ではなくなってしまいます。

小太刀では半身の構えとなり、普段良しとされない形で慣れないと思いますが、繰り返し稽古しましょう。

腕を押さえる方向(小太刀2本目・3本目)

小太刀の2本目と3本目では、左手で相手の腕を押さえます。

ここで注意すべきことは、腕を押さえる方向です。

2本目では、相手の面を打ち、残心で相手の腕を押さえます。このとき、上から押さえて相手の刀が上がってこないようにします。

3本目では、相手の胴打ちから、小太刀で相手の太刀を押さえて、左手で相手の腕を押さえます。小太刀(右手)は太刀が上がってこないように下方向に押さえます。左手は相手の腕の動きを封じるように上方向に押さえます。

2本目も3本目も、腕を押さえる目的をきちんと理解すれば、押さえる方向を間違えません。

目的を理解しながら、日本剣道形の動きを覚えましょう。

まとめ

今回は、「日本剣道形小太刀で知っておくべき5つのポイント」を紹介しました。

5つのポイントは以下です。

日本剣道形小太刀の5つのポイント
  • 腕も刀の一部
  • 小太刀の持ち方
  • 左手の添え方
  • 半身の構え
  • 腕を押さえる方向

このポイントが頭に入った上で小太刀の1〜3本目を学ぶと、習得の速度が大幅に早まります。

まずは基本をきっちり押さえましょう!

以上、ケンドーショーダンでした。

(スポンサーリンク)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アラサー会社員。20代で五段取得、大学院卒業の剣士です。
普段は所属道場で週1回、子どもの指導と自分の稽古を行っています。
大人になって、自分は指導者に恵まれていたと気づくことができました。
今まで剣道を続けてきて・教えてきて思ったことやノウハウを発信できたらと思います。

目次