初心者必見!絶対に押さえるべき日本剣道形のポイント5つ
剣道形を初めて取り組む人を指導するにあたって、注意すべきことはありますか?
あります!
とりあえず、このポイントを押さえることができれば、今後剣道形をスムーズに覚えることができます!
日本剣道形には1本目〜10本目まで、共通で押さえるべきポイントがあります。
今回はそのポイントについて紹介します。
共通ポイントをマスターできれば、各本数もスムーズに覚えることができますよ!
- 日本剣道形で絶対に押さえるべきポイント5つ
- 剣道形を初めて習う子に教える先生
- 剣道形に初めて取り組む剣士
- 今まで剣道形をちゃんと取り組んでこなかった剣士
まずはこれをすべて意識づけて、1本目〜10本目までマスターしましょう!
日本剣道形で絶対に押さえるべきポイント5つ
ポイントは以下の5つです!
- かかとをつけない
- 最後の1歩は足を引き付ける
- 相手から目を離さない
- 打太刀から動き出す
- 動き出す方向にある足から動き出す
詳細について、これから説明していきます。
かかとをつけない
これは剣道と同じです。
かかとをつけると、「居着き」となってしまいます。
剣道形は勝つかか負けるかの瀬戸際で戦うので、居着きの状態を絶対作ってはいけません。
気で制していても動きとしては止まる部分があるため、そういう時は要注意です。
かかとをつけないすり足を行うようにしましょう。
最後の1歩は足を引き付ける
これも基本的に剣道と同じです。
歩み足で前に進んだ場合でも、最後の一歩は軽く引き付けるようにしましょう。
ただ、前傾になる場面などは、剣道の足のように引き付けてしまうと体が起きてしまうので、引き付けの加減を上手く調整する必要があります。
ここについては、初めて習う場合は難しいので、稽古しながら感覚を覚えましょう。
相手から目を離さない
基本的に相手の目から視線を外してはいけません。
基本的に剣道と同じですが、剣道形は打ち抜ける場面はほとんど無いので、相手の目から目線が切れることがありません。
目を離せば、負けは確定と思いましょう。
ただずっと目を見て、見つめ合うと恥ずかしいかもしれないので、顔のあたりをぼんやりと見つめるようにしましょう。
例外
基本的に目を外さないのですが、下記場面では目線が切れます。
- 7本目で面を打った直後の打太刀
- 小太刀を取りに行く時の仕太刀
例外はありますが、基本的に意識は相手に向いています。
気を緩めないようにしましょう。
打太刀から動き出す
打太刀の打ちに応じて、仕太刀が打ち、最終的に仕太刀が勝ちます。
見た目は打太刀が先に動いているのですが、実は仕太刀が打太刀を引き出しています。
結果、たまらず打太刀が先に動いてしまうわけです。
仕太刀から先に動き出さないようにしましょう。
例外
一部仕太刀から動き出す場面があります。
- 6本目で中段から下段へ構える時
- 10本目(小太刀3本目)で中段から下段へ構える時
「6本目と10本目は仕太刀が先」と覚えておけば、安心して取り組めます!
動き出す方向にある足から動き出す
足捌きは「前に行く時は、前にある足から」、「後ろに下がる時は、後ろにある足から」動き出します。
歩み足と剣道の足捌きが混在するので分かりにくいかもしれませんが、「動き出し」というところに着目すると、基本的にこの規則に従います。
例外
後に下がる時に、前の足から動き出す場面が1つあります。
- 10本目の仕太刀の残心後
10本目は残心を示した後、相手を制しながら前にある左足から下がります。
ここはよく間違える点なので注意してください。
まとめ
今回は日本剣道形全体を通して共通の絶対に押さえるべきポイントを紹介しました。 絶対に押さえるべきポイントはこちら!
- かかとをつけない
- 最後の1歩は足を引き付ける
- 相手から目を離さない
【例外】
・7本目で面を打った直後の打太刀
・小太刀を取りに行く時の仕太刀 - 打太刀から動き出す
【例外】
・6本目で中段から下段へ構える時
・10本目で中段から下段へ構える時 - 動き出す方向にある足から動き出す
【例外】
・10本目の仕太刀の残心後
これらポイントをまず押さえることができれば、1本目〜10本目までスムーズに覚えることができます。
理屈を考えれば、基本的には剣道と同じです。
例外も、動きの中で自然と生じてしまうことなので、繰り返し稽古を積んで、意識せずとも体が動くようにしてください!
以上、ケンドーショーダンでした。