自宅でもできる!蹲踞素振りの方法とポイント、メリットを紹介
上下素振り、正面素振り、左右面素振り、跳躍素振り
これ以外にできる新しい素振りってないかな?
蹲踞素振りなんていかがでしょう?
初心者も割と始めやすい素振りです!
蹲踞素振りは文字通り、蹲踞の状態で行う素振りです。見た目は地味ですが、効果的なところがたくさんあります!
今回は蹲踞素振りの方法とポイント、メリットを紹介します。
この記事を読んで、ぜひ実践してみてください!
- 蹲踞素振りの方法とポイント
- 蹲踞素振りのメリット
- 素振りのバリエーションを増やしたい指導者
- 家で効果的な素振りをしたい方
蹲踞素振りの方法とポイント
正しい蹲踞の状態で構える
蹲踞の姿勢が間違っていれば、素振りしても効率よく成長しないです。
まずは正しい蹲踞をとりましょう。
正しい蹲踞のポイントはこちら!
- 腰を曲げず、胸を張ること
- 頭、肩、腰、足を繋いだ線が垂直になるように蹲踞すること
蹲踞の姿勢を支えるのは腹筋と背筋です。
筋トレで鍛えても良いのですが、小さい子どもや女性は筋肉がつきにくいです。
蹲踞の姿勢を身につけて、筋力も鍛えましょう。
腕だけで正面素振りを行う
通常の正面素振りは右足と左足が離れているので、床についている2点で支えていることになります。
ですので、上半身がふらついても、一応支えることができます。
しかし、蹲踞素振りとなると、右足と左足の距離がわずかで、ほぼ1点で体を支えることとなります。
そのため、上半身が安定する必要があります。
ということで、ポイントはこちら!
- 素振り中にふらつかないこと
先ほどの蹲踞の姿勢で鍛えた腹筋と背筋を、素振りでさらに鍛えることができます。
ふらつかずに蹲踞素振りができるようになりましょう!
蹲踞素振りのメリット
体幹が鍛えられる
上記でもありましたが、体を真っ直ぐ支えるために腹筋、背筋が鍛えられます。
また、素振りをすると重心が前後するので、さらに筋肉を鍛えられます。
普通の正面素振りよりも効率よく鍛えられますよ!
足腰が鍛えられる
体幹の他にも足腰の筋力も必要となります。
長時間蹲踞の状態をキープするので、太もも、ふくらはぎが鍛えられます。
蹲踞素振りの習熟度が低い場合は、支点となる足首を支える筋肉不足で足首が痛くなってきます。
初めのうちは大変かもしれませんが、継続して取り組みましょう。
家(屋内)でもできる
普通のお家では「立った状態での素振り」をすると天井に竹刀がぶつかってしまいます。
(立派なお家にお住まいの方は問題無いかもしれません。)
天井に蛍光灯があるときは割れるので、さらに注意です。
そういう時は、蹲踞素振りをお家でしましょう。
体勢が低いので、天井に竹刀がぶつかる事なく、安心して素振りができます。
正座して素振りするのも一つの方法ですが、足腰を鍛える点を考えると、蹲踞素振りの方が良いです。
お家での自主練に採用してもらえたらと思います。
発展編
蹲踞素振りができるようになったら、発展版の素振りもしてみましょう。
一時停止して胸を押してもらう
蹲踞素振りの合間や所定の本数後、蹲踞の状態のままストップします。
その時に、胴の胸の部分を竹刀などで押してもらいましょう。軽くトンっと突く様な感じです。
体幹の鍛錬が不十分であれば、ちょっと突かれただけでフラッと体勢が崩れてしまいます。
突かれても堪えられる体幹を身につけましょう。
これを行うことで、自分の体幹がどの程度なのかチェックすることもできます。
私が学生時代の時は、この方法をよく活用していました。
全員での蹲踞素振りが終了後、みんなが蹲踞の状態で一旦ストップします。
そして、号令をかける人がみんなの胸を突いて回って、みんなはそれを堪える稽古をしていました。
初めのうちは難しいですので、突かれる瞬間に体重を前にかけて耐えましょう。
これだけでも、体幹トレーニングになります。
みんなでやると、楽しく取り組めます!
蹲踞のまま歩きながら素振り
蹲踞の状態で小さく足を出しながら前に進みます。
右足を出した時に振りかぶり、左足を出した(引き付けた)時に振り下ろします。
私が中学生のころ、この稽古をよく行っていましたが、当時はこの素振りを「ピクミン」と呼んでいました。
(ピクミンの頭の上の葉っぱに、振っている竹刀を例えています。)
- 大きく足を出すと蹲踞が崩れてしまうので、小さく足を出しましょう。
- 通常の蹲踞素振りよりも屁っ放り腰になりやすいので、腰、肩、頭、足を垂直にキープすることをより意識するようにしましょう。
やってみるとわかりますが、とても太ももに効きます!
蹲踞素振りができるようになったらトライしてみましょう。
まとめ
今回は蹲踞素振り方法とポイント・メリットを紹介しました。
蹲踞素振りの方法は以下の通りです。
- 正しい蹲踞の状態で構える
- 腕だけで正面素振りを行う
- 腰を曲げず、胸を張ること
- 頭、胸、腰、足が垂直になるように蹲踞すること。
- 素振り中にふらつかないこと
- 体幹が鍛えられる
- 足腰が鍛えられる
- 家(屋内)でもできる
発展編として、蹲踞のまま歩きながらの素振りを紹介しました。
個人的には家でできるところに大きなポイントがあると思います。
体幹と足腰を鍛えて、剣道の動きに活かしましょう!
以上、ケンドーショーダンでした。